西の魔女が死んだ
「ママの読んでるような本も読んでみたい」と言います。
(おそらく、「文庫本」という意味ではないかと)
私は推理小説(特に本格推理物)が大好きなのですが、
・・・それは・・・ちょっと・・・まだ早過ぎる気が・・・。
なので、ハートフルなこちらを勧めてみました。

映画化もされていますね。
以前、ショッピングセンターの映画館前で見かけたポスターに
超!ど真ん中ストライクなガーデン&お家が載っていて
それで気になって、買って読んだ本です。
(結局、映画は観なかったけど。DVD借りて観ました。汗)
梨木香歩さんの文章は、体にすっとしみこむようで、心地いいです。
内容的にも、すごくいい本です。
私が普段お説教しても反発する娘ですが、
それと似た内容が、嫌味にならずに書かれていて、
反発せずに、素直な気持ちで読んでいるようでした。
これからは、お小言を言わずに、
そういう小説を手渡そうかしら・・・という気分になりました(苦笑)
で、あっという間に読んだ娘のために、DVDを借りてきました。

子どもたちと私と、3人で観ました。
おばあちゃんちに到着したシーンで、
それまで興味なさげに観ていた息子(小1)が
「ママの好きそうなお庭だねー。アレ欲しいんじゃない?」と一言。

いやぁ、よくわかってるねぇ!
素敵よね?可愛いよねぇ?あぁ!ホント欲しいよねぇ!!
と大興奮で息子に返事をしていて、
「うるさい。聞こえない。」と娘に怒られました(汗)
この映画は、これまで観たどの映画よりも
原作の小説に忠実に出来ていると思います。
一部、原作にいない登場人物も出てくるけど、
作品世界は全く変わらない。
なんてったって、セリフが小説と映画でほぼ一緒なのだもの。
それに気づいた娘は、途中からはずっと、
映画の音だけ聞きながら、小説をめくって確認する始末。
(せっかく借りてきたんだから観ろよ!と思いつつ・・・)
映画に出てくる庭やインテリアばっかり眺めている母とは
対照的でありました。
息子は・・・と言いますと、
ちょっとでも怖そうな場面が出てくると(暗いとか)
「こわいよー。こわいよー。」とビビりまくりで、
チワワのような奴だなぁと、改めて思いました(爆)
それにしても、本当に、
大事なことを教えてくれる良い小説です。
映画も素敵でした。
梨木香歩さんの小説、他もすごく良かったのですが、
今の娘にはまだちょっと早いかな?
将来、もう少し大きくなって心も成長した頃に
進めてみたいと思います。
(「裏庭」とか「からくりからくさ」とか「りかさん」とか)
by pe-tappi | 2012-07-18 11:58 | 日々のこと